西川徹郎文學館(七ノ八)は十月末で今年の開館を終了した。同日、納会として「月見の会」が花月会館(三ノ七)で開かれ、約二十人の関係者が参加した。

 同館は今年度、六月中旬から館長の斎藤冬海さんが不在の中で運営してきた。納会では、斎藤さんの近況について報告があった。現在斎藤さんは、福島県会津若松市にある実家で、父・豊さん(93)の介護に母親とともにあたっている。十月中旬に夫である西川徹郎さん、長男の龍大さんが見舞いに行った際の様子などが写真で紹介された。

 また斎藤さんが寄せた手書きのメッセージも回覧された。メッセージは、西川徹郎さんの句「塔の内部の階段月夜だから見える」を引きつつ、自身は元気であることや、関係者への感謝の言葉がつづられていた。

 同館は十一月から休館し、来年五月上旬から再び開館する予定だ。