社会福祉法人・敬生会の森山領理事長が、このほど厚生労働大臣表彰を受賞した。

 敬生会は一九六九年(昭和四十四年)、道北初の特別養護老人ホーム・敬生園を開設。その後、養護老人ホーム・敬心園、障害者支援施設・敬愛園を開園するなど、道北地方の社会福祉事業に大きな功労があったことが表彰の理由。

 十一月三十日の記者会見で、森山理事長は「これまで、私どもの法人の職員は十数人表彰されているが、理事長の私が表彰されるとは思ってもいなかった。敬生園が開園した頃は、人口の高齢化が社会問題化していない時代だった。父(元一氏・故人)は時代を先取りし、医療・健康・福祉に取り組んできた。私はその遺志を継いでこれまでやってきた。この受賞が同じ仕事に取り組んでいる方々にとっても励ましになればと思っている」と受賞の喜びを語った。

 同法人は医療法人元生会のグループ。森山理事長は父親の元一氏のあとを継ぎ、九七年(平成九年)に理事長に就任している。