開校百十五年の市立聖和小学校(西神楽一線十八号)で十三日、在校生のほか同窓生や地域の人たち、旧教職員ら約二百四十人が参加して、閉校式がおこなわれた。

 同校は一九〇〇年(明治三十三年)、神楽村立神楽西第二尋常小学校として開校。六八年(昭和四十三年)に神楽村が旭川市と合併し、現在名に変更された。卒業生は二千五百六十一人にのぼる。

 閉校式で中谷扶美子校長は、子どもの教育が村の発展に欠かせないとして、開校当時の校舎は村民からの寄付五百四十円によって建設されたと紹介。「子どもたちの明るい声が響き、教室での学びで生きる力を身に付け、地域の人々とともに歩んできた学校」と話した。

 在校生八人全員が登壇し、四季折々の楽しかった学校行事を語る「お別れのことば」や、在校生と先生による合唱では、ハンカチを目に押し当てる参加者の姿も。

 児童会会長の影近龍君(六年生)が校旗を西川将人市長に返却し、出席者全員で校歌を歌って式典を終えた。

 在校生八人のうち、卒業する影近君を除く七人は、四月から西神楽小学校へスクールタクシーで通学することになる。