北海道文学館の出前講座「荷風を読む」が二十二日(土)午前十時半から、中央図書館(常磐公園)で行われます。

 『あめりか物語』『断腸亭日乗』などの代表作で知られる作家、永井荷風(一八七九―一九五九)は、来年で没後六十年を迎えます。講座では、世の中の動きをじっくりと観察し、権力を批判し続けた荷風について、代表作や日記を読み解きながら、その現代性、先見性を考えます。

 講師は、中澤千磨夫さん(北海道武蔵女子短大教授)です。専門は日本近代文学など。著書に『荷風と踊る』(一九九六年、三一書房)などがあります。

 聴講無料。定員は先着七十人。申し込み不要です。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。