貝原浩さんの作品展「風しもの村 チェルノブイリを描く」がこども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリーキッズで開催中だ。

 貝原さんは一九四七年(昭和二十二年)岡山県倉敷市生まれ。七〇年(同四十五年)東京芸術大学を卒業後、画家やデザイナー、イラストレーターとして活躍。チェルノブイリ原発事故の後、風向きの影響で放射性物質が集中的に降ったベラルーシの村々を何度も訪ね、立入禁止区域に戻って暮らすことを選択した人々を描いた。二〇〇五年(平成十七年)、耳下腺がんで死去。

 東京電力福島第一原発事故の後、作品が再び注目され、全国各地で展覧会を行ってきた。今展では、横が二㍍六〇㌢を超える「ベラルーシの婆さまたち」など、人々や生活の様子を丹念に描いた七点が展示されている。

 三十一日(日)まで。入場無料。午前十時から午後六時まで(最終日は午後四時まで)。

 問い合わせは、同店(TEL25―3169)へ。