閉店から二年が経過したイオン旭川春光店(春光町十)跡にイオン旭川春光ショッピングセンターの建設が、今秋開店の予定で進んでいる。

 大規模店舗出店申請の届け出(二〇二三年十二月二十八日届け)によると―。

 建築面積は九千八百九十一平方㍍、延床面積は九千五百五十二平方㍍、店舗面積は六千四十五平方㍍。延床面積は前の店舗の半分以下の規模。施工業者はイチケン(長谷川博之社長、本社・東京都)。店舗の工事は七月中旬ごろ終了する見込み。

 建物は図のように、道道七二号・旭川幌加内線側に駐車場が設けられている。また旭川幌加内線側と近文東鷹栖線が交わる北西側の角には、前の店舗と同様に住民が憩うことのできる広場が作られる。

 駐車場の収容台数は三百五台(身障者車用八台)、車出入口は五カ所、駐輪場は百八十五台を収容。開店時間は午前七時、閉店時間は午後九時五十分。

 同店舗は一九八一年七月、ニチイ旭川店として開業。九六年、春光サティに、二〇〇二年、ポスフール春光店に、一一年三月、イオン旭川春光店に、名称を変更。二二年二月閉店し、四十一年間の営業に幕を下ろした。

 同店舗が閉店した時、春光町や大町、花咲町、それに春光台や住吉地区などに住む市民は近くに大型スーパーがなくなったことから、この地区で組織する市民委員会から早期の出店要望書がイオン北海道に提出されていた。同店舗は商圏を半径二㌔㍍と想定し、人口三万六千六百六十人、二万二千七十六世帯と見込んでいる。(佐久間和久)