末広2ノ1
TEL53-7177
誰に聞いても「あそこはタレが美味しいよね」という返事。今回お邪魔したのは、末広にある焼肉店「大阪屋」です。
店内は天井が高く、小上がりとカウンター席があります。午後七時にもなれば曜日に関係なく、お店は大盛況。
今年で開店二十三年目の伝統ある焼肉店のタレ。オープン当初、焼肉といえば内臓中心の時代だったので、淡白なホルモンに合うように甘じょっぱく、コクのある味付けだったそうです。現在は色々な部位の肉を提供することができるようになったので、昔のタレのレシピをアレンジし、さらに美味しくなったというわけです。
ニンニクやゴマなどで最後の仕上げをする前の「本ダレ」は、カツ丼や魚の煮物に使うとまた絶品で、店主の佐々木久一さん(57)の家では万能ダレとしても活躍中だとか。
オススメのメニューは「ゲンコツカルビ」(五百七十七円)。牛のあばら骨の間の肉で、見た目はサイコロステーキのよう。ジューシーで柔らかく、サンチュに巻いて食べても美味しいです。値段も安く食べ応えがあります。
その他にも薄目の「ホルモン」(三百六十七円)は炭火でカリッと焼き上げてタレに付けて食べると箸が止まりません。どの肉もお店のオリジナルのタレに絶妙にマッチします。
スジ肉でじっくりダシをとった、ユッケジャンスープ(五百四円)に、自家製のさっぱり味のキムチ(二百六十二円)と、これからの季節は冷麺(六百三十円)など、サイドメニューも豊富です。
肉の持ち帰り(タレ付き)も出来るのでぜひ一度お試しください。
営業時間は午後五時から午前零時まで(土日・祭日は午後四時から)。木曜定休。
ケロコからひとこと
色々な焼肉屋さんに行ったけれど、ここのタレが一番ではないかと思います。本当に美味しいの。肉につけるのはもちろん、ご飯にかけても美味しいぐらい。何とも言えない旨味があります。
ユッケジャンスープもすごい! 辛さでごまかし、本当の旨味がないスープを出す店が多い中、ここのは辛すぎることもなく、美味しさがじんわりと口の中に広がります。手をかけ、時間をかけて丁寧に作っているのが伝わってきます
そして、私の大好きなホルモンもおいしい。どれもリーズナブル。うんとお腹を空かせて行って、たくさん食べても大丈夫。思い出しただけでまた、食べたくなってきました。