豊岡5ノ2 
TEL32-2345

imgこの通りには美味しいお店が並んでいます。焼鳥屋、魚が美味しい居酒屋、新鮮なネタがうれしいすし屋、そして良い匂いを漂わせている「らーめん蔵」。

何代も続くラーメン店が多い旭川ではまだまだ新興のお店。取材中、呪文のように「何か出来ることはないか」と何回も口にしていた社長の長堀聖志さん(45)。

何か出来ること…、オープン当初からしていることは産地の表示。今じゃ当たり前になってきたサービスを十数年前からしているそうです。自信を持って表示できる素材を使っているのだから安心感があります。

imgスープには、髄が一番多く味が出る豚骨のげんこつ部分を使用。豚は南富良野産です。チャーシューは、高価であまり使っている店がない生肉を。産地は知床産のグリーンポーク。その日の早朝に仕込むチャーシューはびっくりするぐらい柔らかく、美味です。

オススメの「たっぷりねぎら~めん」(塩・九百円)は、八雲産の上質軟白ねぎが麺の上に山盛り乗っています。山盛りの度合いは注文した人だけがわかりますが、七センチ以上の高さがあります。

こんなに山盛りのねぎ、食べきれるかなと思うけれど、心配ご無用。甘くて程よいシャキシャキ感、さらにとんこつスープが絡まって何とも言えぬおいしさ。箸が止まりません。

imgサイドメニューには、チャーシューの汁がしっかり染み込んだ茶色の「肉おにぎり」(二百円)。半分のサイズの「ちび肉おにぎり」(百五十円)がオススメです。

平日二時まで、各種ラーメンとサイドメニューをセットで注文すると五十円お得に。さらに平日は二十食限定で通常百円の「とろりん味玉子」がサービスされます。ということは、平日の昼に行くと百五十円はお得になるかも、ということ。

営業時間は午前十一時から午後八時半まで(スープが無くなり次第終了)。月曜定休。

ケロコからひとこと

私はそんなに好き嫌いがあるわけではないけれど、とんこつスープとねぎが苦手。

img蔵のラーメンが大好きという友だちがいて「騙されたと思って食べてごらん」と言うので行って見ました。

注文したのは「たっぷりねぎら~めん」。山盛りのねぎにとんこつスープ。笑っちゃうぐらい苦手。恐るおそる食べてみると…美味しい。

まずはねぎ、上質軟白ねぎは柔らかくて甘味があり、家の冷蔵庫に入っているねぎとは別格です。スープもクリーミーなのにまろやかで、あっさりな後味。

なんだ、とんこつって美味しいじゃないか。作っている人の人柄も現れているのかも。

2008年07月08日号掲載