流通団地1ノ1
TEL48-76566
旭川の台所、流通団地。市場がたち並ぶ道路沿いにある、中華がメインの食堂「青龍軒」にお邪魔しました。
今年で二十八年目になる歴史あるお店を経営する店主の青木繁雄さん(58)。自身の店を開業するまでは、様々な料理店で働いていたそうです。中でも、外国航路の船の食事係として働いた頃は、出航すると一年は帰って来ることができないという生活を送り、「言葉の通じない海外で食材を仕入れるのは大変だった」と話します。
色々とオススメがある中、この時季に人気の一品を紹介してもらいました。「カレー広東メン(五目あんかけ)」(七百五十円)。広東メンのスープにカレーを加えた変り種。トッピングで目を引くのが、ニンジン。なんと星型。席に運ばれてくると、女性ならきっと「かわいい~」と言ってしまうでしょう。豚肉に、大きな白菜、タマネギ、キクラゲ、イカ、ピーマンなどがたっぷり盛られた器からは、スパイシーなカレーの香りが漂います。とろみのあるスープが麺によく絡まって、最後まで熱々でとても美味しい。夏バテ気味の体にカツを入れてくれる一品です。辛さは控えめなので子どもでもペロリと食べられます。
料理に使うタレは全て手作り。そこは手を抜けない、ご主人のこだわりです。酢豚定食(九百円)や天津飯(七百円)のタレは絶品なのでぜひ、ご賞味を。
営業時間は午前十一時から午後三時、お休みを挟んで午後五時から同八時半まで。水曜定休。駐車場は十八台まで停められます。
(取材・佐藤日奈子記者)
ケロコからひとこと
お店の前を何度も通ったことがあるけれど、入ったことはありませんでした。近所に住んでいる人が「美味しいよ!」と教えてくれたので、早速行ってきました。
ラーメン屋さんだとばかり思っていたら中華のメニューも豊富でした。八宝菜や酢豚がとても美味しいの。酢豚は「別に食べなくていい料理」だった私ですが、甘酢は甘すぎず、くどくなく、野菜の火の通り加減も丁度よくて、本当に美味しかったです。
あんかけのあんも超おいしいらしい。手間暇かけて丁寧に作っているから、しっかりそれが味に表れているんですね。また行ってこようっと。