豊岡11ノ5 
TEL39-1112

img今月の五日にオープンしたばかりのスペイン料理のお店にお邪魔しました。大きな駐車場に平屋の白い建物。築百年の民家を改装した店内には太い梁があり、天井も高くホールのようです。

様々な飲食店を経験をしたオーナーの佐藤学さん(32)。旅行でスペインを訪れた時に、美味しい料理に魅了され、帰国後、大阪の有名スペイン料理店「ハモン ハモン」で二年と少し修業し、開店にこぎつけました。

imgメニューを見ても「???」。なにせ馴れないスペイン料理。なにを頼めばよいのかもわかりません。でも、オススメの頼み方が書いてあるので安心して注文ができます。

まずは「タパス」(一皿三百円・オススメ五種盛り千三百円)。カウンターにならぶ料理を小皿に盛り付けて、ワインを楽しみながら味わいます。タコのマリネや、松の実とほうれん草をハチミツであえた炒めものなど、どれも美味しいので色々試してみるといいでしょう。

十月からスタートするランチは、四種類のパエリアとニンニクのスープがセットのメニュー(千三百円)や、生ハムサンド、ワンプレートランチなどを予定しています。

img魚介類がたっぷりのパエリアは米の食感も残しつつ、中まで味が染み込んでいて噛めば噛むほど味わい深い逸品。生米から作るので、ゆっくりお昼を楽しむ人にオススメ。ニンニクのスープは生ハムの旨味とスパーシーな味付けで体が温まります。玉子が入っているのもポイント。昼からお酒も楽しめます

営業時間は午前十一時から午後三時まで、休憩を挟んで午後五時から午前零時まで。火曜定休。

(佐藤日奈子記者)

ケロコからひとこと

img素敵なスペイン料理のお店があると友達が言うので、早速行ってみたら火曜日でお休み。そうなるとどうしても行きたい。というわけで、次の日に行きました。

外観はわりと普通なのですが、一歩中に入ると、本当に素敵です。

スペイン料理というとパエリアしか思い浮かばないのですが、色々あるんですね。まず最初に出て来たオリーブの実がいいの。そしてタパスという前菜のような料理の美味しいこと。ジャガイモのアリオリソースが気に入りました。

つぶ貝のガーリックオイル煮、イカスミのパエリア。どれも口に合い、すっかりご機嫌。十月から始まるランチもとても楽しみです。

2008年09月30日号掲載