新富2ノ1
Tel22―7274

 花咲通をパルプ町方面に進んでいくと左手に「ナマステ・ニッポン」と大きな看板が見えます。十一月二日にオープンしたネパール、インドのカレーが味わえるお店です。普通の民家の玄関を靴は履いたまま上がります。リビングに入ると、う~んっ! スパイスの良い香り。

 ホールに立つディレクターの石本義人さん(35)は、自身のカレー店を経営していましたが、本物の味を求めて店を手放し、タイ、ネパール、インド へと旅をしました。「旭川に戻り、カレーを食べると現地で食べたものと味が違うんです。みりんや醤油を入れて日本人の好みに合わせようとしてしまっている んです。これじゃ違うと、うちで出すカレーには一切の日本の調味料は混ぜていません」と石本さん。

 ランチで人気のCセット(千六十円)を注文してみました。十三種類のカレーと、四種類のナンもしくは、ご飯、サフランライスを組合せてオーダーします。

 写真は、グリーンカレーのマトンと、チーズナンに、サラダとラッシーのセットです。ナンとご飯はお替わり自由(お替わりのナンはプレーンになります)。

 インドのグリーンカレーはホウレン草たっぷり。マトンの風味にクリーミーなルーが絡まり。「こんな美味しいカレー、食べたことがない」とスプーンはとまりません。

 料理が大好きなネパール人シェフの二人。次に行けばまた新たなメニューが増えているかも。

 営業時間は午前十一時から午後三時まで。休憩を挟んで五時から、十時まで(九時半ラストオーダー)。不定休。(取材・那須日奈子)

ケロコからひとこと

 私の友だちはケチではないが、カレーは家で食べるので満足だし、カレーにお金を出したくないと言う。ところが、ナマステ・ニッポンのカレーを食べたとき、唸った!「このカレーはお金を出しても食べたい」と。

 ネパール人が作るカレーだからスパイシーなのかな? スパイシーなのは苦手だなぁと思っていたら、美味しくて食べやすい。

 チキン野菜カレーがお気に入りです。ランチでナンがお替わり自由と言われたけれど、そのナンが大きいの。でもお替わりしました。

 ここのカレーはシンプルで脂っこくないから、たくさん食べられます。タンドリーチキンも一味違います。しばらく通うかも。

2011年12月06日号掲載