旭川市春光5条4丁目・℡55―7533

 春光の住宅街にあるレストラン「氣くらし」にお邪魔しました。先月リニューアルオープンしたばかりです。

 昼はレストラン、夜は居酒屋風ビストロというお店。店内には広々とした十畳の小上がりがあるので、小さな子ども連れでも安心して食事が楽しめます。

 店主の岡本弘さん(56)は、市内のホテルでフレンチのシェフとして腕を振るっていました。ホールでは奥さんの左希子さん(50)が笑顔でお客さんを迎えます。改装前は少し和風が残るたたずまいでしたがリニューアルして明るくモダンな店舗に生まれ変わりました。

 ランチタイムの人気メニュー「ハイジパンのフォンデュースタイル」(八百三十円)は永山のパン屋さん「パンドール」に特注したパンをホワイトソースやモッツァレラチーズなどで作ったフォンデューソースに浸していただきます。糸を引くチーズがたまりません。「新感覚のグラタンでしょ」と岡本シェフ。

 男性客にお勧めという「向日葵ポークのミソカツ風」(千百三十円)。ご飯の上に千切りキャベツ、そして特製ソースでからめた名寄産の向日葵ポークカツが載っています。ガバッと一口ほおばると、口の中でそれらが一まとめに。あぁ幸せ…。

 この周辺にはあまり居酒屋がないということで、夜は居酒屋メニューをふんだんに品揃え。キムチや冷奴など二百五十円の手頃な肴から、刺身などの鮮魚まで六十品も。洋風なエッセンスが効いたビストロ風居酒屋、夜もお勧めですね。

 ランチ午前十一時から午後三時。ディナー午後六時から午後十時。火曜定休。(取材・草嶋一介)

ケロコのひとことメモ

 ご主人が体をこわして、ゆっくりと治してもらうためにお店を閉めます、という奥さまの決断。元気になって良かった。お店もリニューアルして、とてもお洒落になりました。奥さまこだわりのライトも素敵です。

 氣くらしといえばハンバーグが思い浮かびますが、向日葵ポークのミソカツ風も美味しかった。この味噌カツ、ご飯が進む進む。

 デザート担当は奥さま。ご主人が焼いたパンを使ったフレンチトーストがいい。添えられたソフトクリームも美味しかった。家族揃って、ぜひどうぞ

 

 

2014年08月19日号掲載