6ノ10太田写真場内・TEL090-9753-9279

今日は太田写真場の中で、日曜日だけ開店するパン屋さん「jojoni(ジョジョニ)」さんへ行ってきました。
落ち着いた素敵な内装の一角に、食パンから菓子パン、サンドイッチまでズラリ。
太田佳衣さん(26)は、カフェでの勤務などを経てパンの研究を重ね、一年ほど前に、「マイペースで、徐々にやっていこう」との想いを込めて、家業の写真館で開業しました。「自分が食べたいパンを作っています」と太田さん。なるほど、パンの種類もオリーブやスパイス、ほうじ茶など個性的。季節に合わせて十二から十四種類揃えているとのこと。

あれこれ迷いながら選んで、ワクワクして自宅へ持ち帰り、コーヒーを淹れたら、さあいただきます――。

コロッと小さな「ライ麦丸パン」(九十円)は、硬めの生地の食感が心地よく、噛むほどにライ麦の香りが広がります。「スパイスとチョコ」(二百三十円)はカルダモンの上品な香りに、生地に練り込んだチョコが大人の味。真ん中にはゴロンとダークチョコが入っています。「黒オリーブのパン」(二百円)は外はパリッと中はもっちりの食感、素朴な味わいの生地にオリーブの香りと塩味がクセになる一品。

「はじめに作った思い入れのある、甘いパンですよ」と太田さんオススメなのが、「シナモン」(二百八十円)。甘~いザラメ糖に、シナモンの香りが口いっぱいに広がります。時々パリッと音をたてるアーモンドがアクセント。コーヒーとの組み合わせは、バッチリです。太田さんによると、どのパンもトーストしてバターを塗るのも「おいしいですよ」とのこと。
のんびりしたい日曜日、素敵な休日のはじまりに、心地よいパン屋さんでした――。
営業は日曜日のみ。午前十一時から、売り切れ次第終了です。予約や取り置きも受け付けています。
(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

日曜日の朝といえば、目が覚めるまで寝る至福の朝…だったのですが、最近は早起きしてしまいます。jojoniさんに焼きたてのパンを買いに行くためです。
特にお気に入りは「角食」(350円)。何と表現したらいいのか、一口で素晴らしいとわかります。
これまでハードな生地があまり好きではない私でしたが、今は楽しみ。カルダモンと2種類のチョコの「スパイスとチョコ」(230円)は、くせになるおいしさ!ぜひ、行ってみてください。

2015年03月24日号掲載