3ノ7・TEL25-0109

 サンロク街にある居酒屋「ななめ家」さんにお邪魔しました。

 ウッド調の店内に、小上がりのボックス席とカウンター。天井も高く、こじんまりとして落ち着ける店内です。

 メニューはかなり豊富で、お値段も平均四百円から五百円とリーズナブル。ビールは一杯四百円、カクテル三百五十円と、たくさん飲む方も安心です。

 店主の藤田忠志さん(35)は市内の飲食店で修業し、五年前の十一月にオープンしました。「お店に上がる階段も斜めですし、建物自体が少し傾いているのが店名の由来です」。

 「本日のおすすめ」には活タコ刺しやハマグリなど、海鮮類が並びます。旬の新鮮な食材を入れ替えながら、何度来ても飽きないようなメニューづくりをしているとのこと。

 この日のおすすめは、熊本産の新鮮な馬ロースを生姜醤油でいただく「馬刺し」(九百円)。コリコリと独特の食感が心地よい「ヤングコーン バター正油」(六百円)、新鮮なサバを特製のゴマ醤油でいただく「生サバのあぶり」(八百円)。素材のおいしさに、ちょっとひと工夫加えて「こうゆう味付けもあったのか!」という発見がありますよ。

 「常連さんも多いので、『適当につまみ四品』とか、『味を変えて』など、ご要望にも応えて作ります。ゆっくりしていって下さい」と藤田さん。

 日曜定休。営業時間は午後六時から午前二時まで(ラストオーダーは午前一時半)。

(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

 以前から気になっていたお店。入ろうと階段を昇ると、クラッとして、疲れているのかと思ったら階段が斜めになっていました。でも味は「ど真ん中」。

 メニューは変わっているわけではないんだけど、ひと工夫。作り方も教えてくれて、教えてもらった通りに次の日の食卓でもおいしく頂けました。

 店主は基本をちゃんと長年やってきた感じ。味付けのセンスもよくて、どうしてもっと早く来なかったのかなあと後悔です。

 リーズナブルだし、次の会合はここで決定です。

2015年06月30日号掲載