※豊岡へ移転しました。詳しくは(https://www.asahikawa-np.com/keroko/2016/05/011010320/)
3・4仲ノ5TEL34-2676
今日は「お持ち帰り半身揚げ まる」さんにお邪魔しました。
「いらっしゃい。オバチャン一人でやってるから、ゆっくりしてってね~」と、気さくに声を掛けてくれたのは、店主の大西さん。「お持ち帰り」と店名にありますが、店内で食べられる席もあります。
「しゃべる前に、揚げたてを召し上がって下さいな」と嬉しいお言葉。ジュワーっと揚がってきた「若鶏の半身揚げ」(八百七十円)を早速、いただきます――。
ガブリと一口。「うまい!」と思わず声をあげてしまいました。パリッと揚がった皮に、中からはジュワ~っと広がる肉汁。塩加減も絶妙で、骨のきわまでしっかり味がついています。ボリュームがあるのに、あっという間に完食です。これでビールを飲んだら、とても幸せだろうなあ…。
鶏肉は、国産または道産の生肉だけを使用しているそうです。スパイスで味付けした後、二日間の熟成をおこない、常に綺麗な油でパリッと揚げているとのこと。「私も食べたくなっちゃって、よく食べちゃうのよ。一味をかけても美味しい。食べた後の骨でダシを取ってもいいダシが出るよ」。
大西さんが、ここにお店を開いたのは昨年五月。札幌に住んでいるころ、現在使っている鶏肉と出合い、その美味しさに感激。知人の縁日の露店で、半身揚げを作ったところ大繁盛。「この鶏肉のおいしさを広めたい」と両親のいる旭川へ移り住み、お店を開いたそうです。
「縁日で売れたとき、すごく嬉しかったのよ。今でもお店で、お客さんがおいしそうに食べてくれると、とっても嬉しい気持ちになるわ」と大西さん。ヤミツキになる鶏肉の味はもちろん、温かな人柄にも感激でした。またお邪魔して、次はビールを飲むぞ――。
不定休。午後二時から同八時まで。事前の電話予約で揚げ立てをいただけます。冷めてしまったらオーブンで焼くとパリパリになるそうですよ。(取材・太野垣陽介記者)
ケロコのひとことメモ
ちょうど夕食を何にしようかと考えていたら、「半身揚げ」ののぼりを発見。入店すると、奥様がとても感じが良くて話がはずみました。
すごく美味しかったので、また一週間後に行きました。おしゃべりしながら揚がるのを少し待って、熱々を持ち帰る途中、待ち切れず車の中でガブリ。皮はパリパリ、中はジューシー、塩加減もちょうどよくて、おいしい。
少し残しておいて、次の日チャーハンに入れたら、これまたいける。クセになる半身揚げです!