3ノ8サンライズビル2階・TEL26-6828
昨年十二月にオープンした「焼鳥酒場 トリキング」さんにお邪魔しました。
「いらっしゃいませ~」と、とてもにこやかで明るい下田悠司店長(30)。独立を夢に約十年、市内外の居酒屋で働いてきたそうです。「十一月にこの場所を見つけて即決、大急ぎで開店しましたし、いきなり忘年会シーズンだったのでバタバタでしたよ、ハハハ」。
メニューを見ると定番の串十三種が百五十円、「ささみチーズ」「つくね月見」など変わり種の串十五種類が百八十円。一品料理も豊富で迷ってしまい、おまかせで出していただきました。
驚きの大きさの「鳥串」はジューシーでやわらか。「つくね」は、プリッといい食感と、ジュワッと広がるうまみ。女性に人気の「ささみチーズ」は、バサバサせず、柔らかで新鮮な味わいに、とろけるチーズのハーモニー。臭みのない豚レバーに、柔らかでたまらない食感のポンポチ…。どれを食べてもボリュームもあり、黒コショウと新鮮な肉の味わいのコントラストがたまりません。
国産の新鮮な肉を使い、串は全て店内で手打ち、そして備長炭を使用とこだわっているそうです。
デザートに人気なのは手作りの「雪見大福」(四百円)。餅の食感にサッパリとしたイチゴソース、バニラアイスと、こちらも絶品です。
飲み放題は百二十分、お酒八十種類で千五百円と良心的な価格。深夜三時までなので二時会やバー感覚でも利用できます。
取材中も明るく、よく笑う下田さん。「とにかく、いっぱい笑って、いっぱい飲んで、美味しいと喜んでくれたら、それが一番です」。こちらまで明るくなる人柄に、お腹も心も大満足のお店でした――。
不定休。午後五時半から午前三時まで。
(取材・太野垣陽介記者)
ケロコのひとことメモ
若者が一生懸命働いているのを見るのはとても気持ちがいいですね。アットホームな雰囲気で、接客もとてもいい感じ。
まずは鳥串を注文すると、大きさにみんなビックリ。お肉もとてもジューシーで、塩と黒コショウが効いていて美味しい。野菜も食べなくちゃとシーザーサラダを頼むと、こちらもたっぷりの量。
お腹いっぱいになったころ、デザートの「雪見大福」が手作りと聞いて食べてみたら、これがなかなか。一緒に行った人の分をもらおうと思ったら完食されていました…。ぜひ、行ってみて下さい。