宮下通9丁目 たまメディカルビル1階

 今年の十月二日にオープンしたばかりのおむすび専門店、オハナでは握りたてのおいしいおむすびが食べられる。

 「東川米」を使用したおむすびは、白米(ななつぼし)と玄米(ゆめぴりか)のどちらかを選べ、十二種の具材がレギュラーメニューとして並んでいる。その他、その時々で限定メニューがあり、今回は塩麹を使った焼き塩さば(二百九十円・同)があった。

 店主の沖さんの「安心して食べられる手軽なものがあったらいいな」という思いが詰まったおむすびは、どれも大振りで満足感が高い。レギュラーメニューは注文を受けてから握るので、温かいものが食べられるのも嬉しい。

 「ご飯は毎日食べなくちゃならないでしょう? でも一人暮らしだったり、忙しいとおろそかになりがち。そういう時に、おむすびってお肉も魚もとれる優れものだと思うんです。これに野菜たっぷりの味噌汁を付ければ、手軽にバランスよくご飯が食べられます」と話す沖さん。

 

 

 今回いただいた紅鮭(二百九十円・同)、たらこバター(二百九十円・同)は具がたっぷりで、最後まで具材とおコメの美味しさを楽しめた。焼き塩さばは、塩麹のまろやかな旨味が非常に美味しかった。また、SNSなどでも人気があるというボリュームたっぷりのポークたまご(三百六十円・同)は、見た目も味も量も大満足間違いなし。定番はもちろん、限定品も要チェックだ。

 営業時間は午前十一時から午後三時。売り切れ次第閉店。木、日曜日と祝日定休。(作田穂菜美)

 

ケロコメモ
 おむすびは買わなくても、自分で握ったのが美味しいと思っていた。おコメが美味しくて、中身が自分の好きなものだったら絶対に美味しいもの…。
 ところが、先日通りかかったところにオープンしたこのお店。「東川米使用」というのぼりが立っていた。玄米と白米を選んで、具を選べるみたい。具の種類がたくさんあるのでかなり迷う。決まったら、目の前で握ってくれる。熱々のご飯を握る、これが一番美味しいよね。
 家に帰って食べようと思っていたのに、熱々を手にすると、車の中で食べてしまった。次は何にするかもう考えている。

2023年11月28日号掲載