比布町基線 4号・TEL 85-3732

 国道四〇号沿いにあるお店は、イチゴ狩りやスキーなど比布町へ遊びに行く際、見かけたことがある人も多いかもしれない。ここは町内や道内産の食材を使用した、美味しくて安心して食べられるパンを販売している。

 常時、十五種類ほどのパンが並ぶ店内は、小麦のいい香りで満ちている。人気なのはリッチミルク食パン(四百八十円・税込)、あん食パン(四百二十円・同)、ゆめパン(三百八十円・同)の三種類の食パンと、本物の塩パン(百六十円・同)だそう。

 特にゆめパンは比布産の米粉と道産小麦粉を使用し、オリーブオイルで焼き上げた自慢の逸品。もちもちとした食感とお米の甘みが特徴で、トーストにすると外はカリッと、中はもちもちで非常に美味! 卵不使用で、アレルギーのある人でも安心して食べられる。

 塩パンは一口かじれば道産小麦の生地から発酵バターがしみだす。アンデス産岩塩の塩気も相まって、バターの旨味や小麦の美味しさをしっかり感じられた。

 その他、比布の名物であるマイタケを使ったまいたけ(二百円・同)もオススメだ。こちらは、歯応えがよく風味もいいマイタケがたっぷり乗った惣菜パン。キノコ好きはぜひ一度試してほしい。

 スタッフの増川仁美さんは「小さいお子さんから年配の方まで、安心して食べてもらえるパンだと思います。産地や無農薬などこだわりの素材を使ったパンを、たくさんの方に楽しんでもらえたら」と話す。

 また、マルシェではパンのほか、比布産のコメや無農薬トマトジュース、シソジュースなど、選りすぐりの食品を購入できる。

 営業時間は午前十時から午後四時まで。パンが売り切れ次第閉店。月~水曜日定休。(作田穂菜美)

 

 

ケロコメモ
 用事があって比布に行ってきた。途中にピピマルシェがあったので、久しぶりに行ってみた。
 1番人気はジャージー牛乳のリッチミルク食パン。トーストにしなくても、ちぎって食べても、とても美味しい。黙っていたら、全部食べてしまいそう。
 その横に「あん食パン」があった。福居製餡の特上つぶあんがたっぷり練り込んである。これも帰りの車の中でちぎって食べたら、美味しい美味しい。帰ってトーストにして食べる分がなくなった。
 ちょっと比布は遠いけれど、わざわざ行く価値ありです。

2024年01月16日号掲載