「忠別川の自然に親しむ会」が二十日、創設以来続けてきた近隣の幼稚園児や保護者同伴の幼年児を招いてのサケ稚魚の放流を、稚魚の放流最後となる二十年目の今年、会員だけで行った。
会長の北島惇二さんは「私ももうすぐ八十五歳になります。会員の高齢化でこれまで、通り稚魚の放流を続けていくことは困難な状況になったことから、今年で最後とすることにしました。これまで皆さんのお世話で自分たちが放流することがなかったので、最後は…との思いからです」と語る。
午前十時ごろ、会員六人は分担して放流に必要な道具一式を持ち、ネコヤナギを見ながら「今年の雪解けは早いね」などと言葉を交わしつつ、緑東大橋付近から忠別川に向かった。
忠別川沿いの湧き水の流れの中で飼育し、二㌢ほどに育った稚魚約三百匹を、会員たちはプラスチックの小型のコップに分け入れ、忠別川に合流する湧き水の小さな流れの中に放流した。(佐久間和久)





