写団ひかりクラブ会員の本告勲さん(68)の第三回写真展「私の風景」が十二日まで、ギャラリーフォーカス(三ノ二十五)で開かれた。

 本告さんは五年ほど前、年賀状用の写真を撮ろうと、コンパクトタイプのデジタルカメラを購入したのが、写真を始めるきっかけ。写真の師と仰いでいた故・石澤清志さんの勧めで、〇二年六月にクラブに入会。本格的に撮影活動を始めた。石澤さんが亡くなった直後はショックでしばらく撮影から遠ざかっていたが、石澤さんが生前に選んでくれた、公募展出展作品が入選。本告さんは「石澤さんが今も自分を指導してくれていると思います」と創作意欲を取り戻した。

 作品は十二点。九点が大好きだという美瑛を中心に、旭川や東神楽などで撮影。残り三点は、羅臼と合掌造り住宅で知られる岐阜県の白川郷と石垣の街並みが印象的な富山県の越中八尾(やつお)の風景。四季折々の一瞬をとらえた作品が来場した写真仲間らの目を引いていた。