旭川秋田県人会(畠山五郎会長)の創立百周年記念式典と祝賀会が十四日、旭川グランドホテルで開かれた。会員のほか、函館、帯広など道内各地の秋田県人会や他県人会のメンバーら約百六十人が出席。一世紀にわたる活動を振り返りなから“百歳”の誕生日を祝った。

画像 旭川秋田県人会は一九〇七年(明治四十年)に発足。三三年(昭和八年)に秋田県の三吉神社の分院を天人峡の羽衣の滝の近くに建立。戦時中は、活動を休止していたが、五一年(同二十六年)に再発足した。

 以来、新年会、春の観桜会、秋には三吉神社分院の参拝を兼ねた観楓会と、年三回の会合を開いている。県人会組織では道内でも最古参格。

 百周年を迎えた今年は七月下旬に畠山会長以下十六人が郷土を訪れ、秋田県庁などを訪問した。また、式典の翌日には、百年にちなんで百人(参加は百六人)を集めた記念ゴルフ大会が旭川ゴルフ倶楽部台場コースで行われた。

 式典では畠山会長が「百年を迎えるにあたって会員各位のご努力、ご苦労に深く感謝します。これからも秋田県と旭川の橋渡し役として一歩一歩努力していきたい」とあいさつ。

 このあと、秋田県の寺田典城知事のメッセージなどが紹介された。引き続いて行われた祝賀会では秋田県を拠点に活動する「わらび座」がミニライブ。秋田おばこやドンパン節、秋田甚句などが踊りを交えて披露され、出席者から大きな拍手と歓声が巻き起こっていた。