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 一条本通り沿いに八月二十七日オープンした洋風居酒屋。オーナーの澁谷智弥(ともみ)さん(36)は、札幌の専門学校を卒業後、同市内の料理店で中華を、その後故郷の旭川に戻り、旭川グランドホテルの開業時から洋食を担当していた。

 店名はイタリア語で「炭火焼き」の意味。フライパンで焼くよりも余計な脂が落ちておいしいとされる、炭火焼きを選んだという。

 肉はヨーロッパの有名品種、スペイン・イベリコ豚肩ロース(千八百六十円)、鹿児島産黒豚ロース(千三百円)から道産の豚、鶏、牛まで揃えている。炭はコーヒーの出しがらを円柱状に固めて炭化させたものを使用。知り合いのコーヒー店を通して知ったそうで、澁谷さんは「普通の木炭と変わらない感覚で使えます」と“エコ燃料”に満足げだ。

 またオードブルにあたる「フィンガーフード」(各五百円)は「彩り野菜のピクルス」、「道産キノコのオイルマリネ」など澁谷さんが趣向を凝らした十品がそろっている。このほかサラダ、揚げ物なども用意している。酒はビール、カクテルから日本酒、焼酎まで。特に梅酒が十五種類と豊富で、チョーヤの「庭たまり新六梅酒」など、一般には販売していない珍しい銘柄もある。

 店内はカウンター六席と、十人程度座れる小上がりが一階と二階にある(二階は予約専用)。営業時間は午後五時―午前零時(午後十一時オーダーストップ)。日曜日休み。店舗から豊岡寄りに二軒置いた隣に五台分の駐車場がある。