画像 国道12号旭川新道で建設中の旭川トンネル上り線(七百九十九メートル)の工事現場が二日、報道関係者に公開された。

 工事を担当する旭川開発建設部が事業への理解を深めてもらおうと開いた。

 旭川新道は、市内台場から永山の国道39号を結ぶ全長十四・六キロ。七五年(昭和五十年)に着工し、〇二年までに旭川トンネルを除く区間で四車線化が完了した。

 見学会は佐々木光秋・旭川道路事務所長の案内で忠和側から入り、坑内を台場側まで通り抜けた。佐々木所長は、トンネルが国道12号の下を通るため、この区間は強度に配慮していたことや、トンネル上に住宅があるため、発破を使わず騒音面にも配慮したなどと説明した。

 トンネル本体の工期は来年三月までだが、引き続き周辺工事などが続くため、供用開始時期は未定。