あさひかわラーメン村内に昨年五月に誕生した「あさひかわラーメン村神社」で「麺の日」の十一日、初の結婚式が開かれた。
新郎新婦は市内の会社員、酒井夏樹さん(25)と伊藤あいさん(24)。酒井さんは大阪府出身で、伊藤さんが大阪の専門学校に通っていた時に知り合ったという。伊藤さんの父親は「旭川ラーメンバーズ」代表の伊藤友一さん。ラーメン村で記念に式を開いたらと提案して実現した。
式は日時すべて“一づくし”の午前十一時十一分、チャルメラの音が鳴り響いてスタート。新郎新婦は神前で神社の御神体「麺恋天(めんこいてん)」と「麺真大王(めんまだいおう)」から祝詞と三三九度の杯を受け、永遠の愛を誓った。夏樹さんは「ラーメンの麺とスープのように、これからも熱い仲でいることを誓います」と謝辞を述べた。
この日は式に合わせてあさひかわラーメン村から旭山動物園の整備基金「あさひやま“もっと夢”基金」への寄付金二百万円の贈呈も行われ、旭川ラーメン村の小川諭一代表が西川将人市長に目録を手渡した後、市長と代表が新郎新婦に花束と記念品を手渡し、門出を祝った。