市内近郊でコツコツと活動している若手工芸家の三人展「木と漆の仕事展」が十一日から、こども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリーKIDSで始まります。

 美瑛に工房を構える伊庭崇人さんは、小さな椅子、文机、お膳など、いずれも拭き漆で仕上げた和風の家具八点を、漆工芸の堀内亜理子さんは、お椀や箸、弁当箱などの塗り物を、そして東旭川の工房で仕事をしている瀬戸晋さんは、お皿やお椀など、拭き漆の器を中心に出展します。

 やわらかい木目、あたたかいノミの跡。いずれも、三人が選び抜いた材料を使い、時間をかけて一つひとつ心を込めて作り上げた逸品たちです。

 入場は無料です。来年一月五日まで。