画像 春光中央町内会(吉川元会長、三百二十世帯)が九日、春光中央青少年福祉会館(春光四ノ八)で初めて開いたもちつき大会に、本物顔負けの「なまはげ」が登場、集まった約五十人の親子を驚かせた。

 冬のイベントを計画していた町内会が、もちつきに加えて、何か盛り上がることをやろうと、十二月の行事のなまはげを選んだという。

 ついたもちを食べ、紙芝居が終わったところに、突如大声が響き「なまはげ」が乱入。「なぐ子はいねがー」「親の言うことを聞かない子はいねがー」と叫びながら子どもたちに詰め寄った。びっくりする子どもたちに、家の主(あるじ)役になった吉川会長が「ここの子どもたちは皆いい子。まずは座って酒でも飲んで」となまはげをなだめ、最後はなまはげに家内安全、五穀豊饒を願っておはらいをしてもらい、会場の大人も子どもと一緒に頭を下げた。

 吉川会長は「やるからにはと、秋田県男鹿半島の本場まで出向き、なまはげを行っている家や資料館を訪ねて、本物に近付けました」と出来栄えに満足そうに話していた。