画像 新たに起業を考えている人を対象にした旭川商工会議所の「創業塾」が十二日から二十日まで開かれた=写真。

 市内の税理士や中小企業診断士が講師となり、創業の心構え、採算、資金計画、開業準備など五日間にわたって十回、計三十時間の講義が行われ、市内や深川、名寄などから約三十人が参加した。

 初日午後は市内の税理士・公認会計士の伊藤隆さんが「創業開始に向けての第一歩―事業計画の重要性と仕組み」と題し、事業計画の仕組みや、なぜ事業計画が必要なのかを解説。伊藤さんは他人の会社の連帯保証人にはならない、運転資金が不足していても、安易に金融機関からの借り入れに頼らない、手形は振り出さない、もらわないなど、開業へ向けての心得を述べた。

  「商売の先輩や数字に明るい税理士など、身近なところに相談相手を見つけておくべきです」とのアドバイスに受講生たちは真剣な表情で聞き入っていた。