旭川明成高校の福祉エリアの二年生二十五人が一月二十九日、めいほう幼稚園(山本昌史園長)を訪れ、園児と一緒に塗り絵やダンスなどを楽しんだ。

同エリアの生徒たちは、高齢者施設と幼稚園で体験実習を行っており、同園での実習は三年目。生徒たちは年少、年長各二、年中一の五クラスに分かれ、この日のために考えたプログラムを園児に体験してもらった。

年少組では園児を三グループに分けて塗り絵を書かせ、出来上がった絵をつなぎ合わせると、大人の背丈より高いアンパンマンの登場人物たちが出来上がり、園児たちから歓声が上がった。別なクラスでは生徒と園児が音楽に合わせて踊ったり、先生が叫んだ数字と同じ人数のグループを手をつないで作ったりした。

始めは緊張でやや表情が硬かった生徒たちも、園児と一緒に昼食を食べるころには、すっかり打ち解けた様子。岩田早紀さん(17)は「小さい子どもたちがいっぱいいる中で、いい経験が出来ました。将来に役立てたいです」と話していた。