高砂酒造が道産の酒造好適米の「彗星」を一〇〇%使用した「純米大吟醸 国士無双」を北海道限定で発売中だ。二十四日から発売を開始しているが、地元旭川市内で先行発売された。
道内で収穫される米は高品質で安定生産が可能となり、特に酒造好適米は一九九八年(平成十年)「初雫」、〇〇年に現在主流となっている「吟風」、〇六年に「彗星」が登録された。中でも「彗星」は従来の酒造好適米に比べ、タンパク質の含有量が少なく耐冷性が強い品種のため、今後北海道産酒造好適米の中心的存在となると言われている。
同社は道産米の使用料を五〇%弱まで高めており、今回数年の醸造研究を経て、「彗星」使用の「純米大吟醸 国士無双」を三千リットル仕込んだ。その風味は洋梨系のフルーティーな香りと、主張しすぎない穏やかな口当たりで、酒だけ味わっても、料理と合わせて飲んでも、じっくりと味わいのある仕上がりとなっている。
四千本限定生産で、七百二十ミリリットル入り千九百五円。詳しくは同社(TEL23―2251、FAX22―0973)まで。