img道は大雪山国立公園に設置している通称・黒岳バイオトイレの今年度の利用状況を発表した。

供用期間は六月四日から九月二十八日までの百十日間。利用者数は一万四百六十六人で、昨年比三〇%の減少。一日当たりの平均利用者数は九十五人。最も利用が多かったのは七月二十日の六百三十九人だった。利用者が減少したのは上川管内への観光客の入り込みが昨年比約一〇%減少したことや、事前に用を済ませたり、携帯トイレの普及が影響しているという。

トイレを維持管理している連絡協議会では入口に「利用協力金箱」を設置し一回二百円の協力を呼びかけているが、その協力金の総額は九十二万千八百十六円で、昨年は六四%だった協力率が四四%にダウンした。同協議会では「利用の際には協力金を」と訴えている。

協力金はバイオトイレで使用するオガクズの購入・ヘリコプターによる運搬費とトイレ清掃などの維持管理費に充てられている