img陶芸家・工藤和彦さんの個展が二十日から二十五日まで、ボーダレス・アートギャラリー ラポラポラ(七ノ六シャンンール緑道)で開かれる。

神奈川県出身の工藤さんは、高校卒業後、信楽の窯元に弟子入り。九三年(平成五年)、剣淵町で粘土が採れると聞き、移住。その鉄分の多い土を使った独自の技法「黄粉引(きこひき)」は、国内外に多くのファンを持つ。アウトサイダー・アートやアール・ブリュットといった芸術にも造詣が深く、本紙毎月第二週号でコラム「アール・ブリュットな日々」を連載している。

今展では、料理研究家の松田美智子さんとのコラボレーションから生まれた器をはじめ、日常で使い易い器の数々を展示する。展示品は購入でき、売上の一部はNPOラポラポラの運営資金として寄付される。

オープニングパーティーが二十日午後六時から開かれる。また土笛やオカリナを作るワークショップが二十一日午後六時から行われる。材料・焼成費込みで千五百円。定員十人。申し込みは工藤さん(TEL090―6211―1797)へ。

期間中は工藤さんが在廊する予定。正午~午後六時。会期中の問い合わせはラポラポラ(TEL29―3836)へ。