img二十一日、市内旭神地区と神楽岡地区に住む親子連れ約三十人が、忠別川にかかるツインハープ橋付近で、サケの稚魚約千匹を放流した。「忠別川の自然を親しむ会」(北島惇二代表)の主催。

同会は旭川開発建設部がツインハープ橋と緑東大橋間の左岸に建設を予定している緊急用河川敷道路について、「河畔の自然を残すべき」と道路建設に疑問を投げかけている。

北島会長は「まず、地域の人たちに忠別川の自然を知ってもらうことが第一と考え企画しました。多くの子どもたちが参加してくれて、本当に有意義な催しになりました」と語る。

河畔にはまだ雪が残り、川面を冷たい風が吹いていたが、二十人ほどの子どもたちには親が付き添い、安全な場所から稚魚を放流した。子どもたちは「またねぇ」「楽しい」と言いながら、放流した稚魚を見つめていた。

同会では今後、機会を得ながら、子どもたちが忠別川の自然を親しむ催しを企画していくという。