市内在住のミュージシャン、高橋真樹さん(27)が四月十一日午後二時から、東川町の叢舎(西十号北四十六番地 TEL82―4416)でライブを開催します。
高橋さんは札幌出身。十九年を札幌で過ごし、教育大旭川校に進学、八年前から旭川で暮らしています。中学英語の教員免状を持つミュージシャンです。一昨年の八月、CD「Expressong」(シックスビートレコーズ・五曲入り千二百円)を発表し、プロとしてデビューしました。
高橋さんの音楽スタイルは、美しいギターの音色に歌を重ねる弾き語り。作詞作曲、ギター、ボーカルのすべてをこなし、自らの音楽を「新世代アコースティック」と名付けています。
「ギターの弾き語りと言うとジャカジャカと掻き鳴らすイメージですが、僕は歌だけでなく、ギターの音色の美しさそのものも聴いてほしい。ですからインストゥルメンタルも演奏しています」。
札幌時代まではライブ経験がありませんでしたが、旭川に来てからアーリータイムス(二ノ三)でプロの前座を務めるなどして演奏経験を積みました。アーリータイムスでは毎月第三土曜日の午後七時から定期的にライブを開いていて、今年で三年目になります。また、FMりべーるでは「高橋真樹の真骨頂」(毎週水曜日午後八時)のパーソナリティーも務めています。
「アーリータイムスやFMりべーるの皆さんとの繋がりが、自分にとってとても大きい。札幌に戻っていたら、こうした環境を築くことは出来なかったはずです」。高橋さんは、旭川を活動の拠点としている思いをそう話しています。
今回、叢舎でのライブを企画したのは、東川町在住の元バスガイド、佐藤里美さん。「知人が高橋さんのファンで、彼女の自動車の中で曲を聴くうちに、私もファンになっていました。ぜひ彼のギターの上手さを聴きに来て欲しいし、真っ正直な人柄にも触れて欲しいと思っています」と話しています。
ライブを前に高橋さんは「旭川に来て八年目、またCDデビューして三年目に入った今、“ようやく行ける”という状況が見えてきました。応援してくれる人の期待に応えたい」と意気込んでいます。
ライブ当日はギターと歌、ハーモニカで二十曲近く、約二時間にわたって演奏します。チケットは千五百円。同町のフレンドシップながわさで取り扱っています。当日券はありません。問い合わせは佐藤さん(TEL82―6507)へ。