「タリーズコーヒー」の院内店舗が旭川赤十字病院(曙一ノ一)に一日、オープンした。車椅子にも対応出来るようカウンターの高さを低めに設定するなど、患者への心遣いが各所に施されている。オープン初日には同店のスタッフによる絵本の読み聞かせが行われ、招かれた赤十字保育園の園児たち約十五人を楽しませた=写真。

同社が掲げる「タリーズピクチャーブックアワード」は、子どもたちの成長を促すためのお手伝いとして絵本作家の発掘、支援を行っている。毎年約五百作品の応募があり、その中から審査で選ばれた作品が絵本となり、全国の図書館や児童養護施設などに贈られる。また、絵本の売り上げの一部はNGO団体に児童救援のために寄付されている。

読み聞かせが始まると、子どもたちは夢中になって聞いていた。読み手を担当した中井理恵さんは「今回が三度目です。家で自分の子を相手に腕を磨いてます」と笑顔で話していた。同店では不定期ではあるが、今後も読み聞かせの会を開く予定だという。