前進座「銃口」を公演作家・三浦綾子の没後十周年と和寒町の「塩狩峠記念館」オープン十年を記念して、前進座による三浦綾子原作「銃口」の公演が七月三十一日、和寒町でおこなわれる。和寒町芸術文化公演実行委員会と三浦綾子「銃口」を観る会の共催。

「銃口」は太平洋戦争が始まった昭和十六年に起きた「北海道綴り方連盟事件」を題材とした作品で、三浦さんの絶筆となった小説。〇五年から〇八年まで、全国で二百四十五回も上演されている。

公演は、午後二時と午後六時半の二回。会場は、和寒町公民館・恵み野ホール(北町、TEL0165―32―2477)。全席自由で、前売券は一般三千五百円、学生(小学校高学年以上)二千円。当日券は前売券の五百円増。チケットは和寒町公民館、旭川市民劇場、冨貴堂各店、大雪クリスタルホール売店、観る会事務局で販売している。

また、希望者が多ければ旭川市内からのチャーターバスを運行する予定。問い合わせは、観る会事務局の村田さん(TEL22―3567)まで。運賃千円。

「塩狩峠記念館」は三浦さんのデビュー作となった「氷点」を執筆した旧三浦宅を移築して記念館とした施設。昭和三十年代に三浦さんが執筆活動をしていた生活空間を再現している。四月一日から十一月三十日まで開館。入館料は大人(中学生以上)二百円、小学生百円。毎週月曜日休館。