ふらのプリンの藤田社長の対談

「ふらの牛乳プリン」が全国的なヒット商品となった、ルノール(富良野市)の藤田美知男社長を迎えて七月二十八日、小城公明税理士事務所の研修会が開かれた。

藤田さんは「日本のプリンを俺が変えてみせる!」と題し、小城さんと対談。藤田さんは菓子づくりについて、「素材を活かし、余計な手を一切加えないこと」を力説。放牧されている牛から搾る牛乳は季節によって脂肪の成分が変わるが、同社ではそのまま使用している。「そうすることで、夏には夏のプリンが、冬には冬向きのプリンができる」と話した。

また新商品の開発には「常に“原点”を追求すること」。同業他社の商品を参考にすることはなく、美味しい菓子をひたすら求め続けること。また、「菓子は何より商品力をつけることが重要」と断言。「『美味しそう』と思って食べたら『思っていたより、もっと美味しかった』ものでなければ消費者に納得してもらえない」とも。

藤田さんは、このほかホームページの活用や物産会での出店方法など具体的な戦略にも触れ、会場となった大雪クリスタルホールには、同事務所関係者ら約九十人が出席しメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。