生業の源、魚や鳥を供養市内飲食店の店主らが、普段食材として使っている魚や鳥に感謝し、供養する「魚鳥類供養祭」が二十日、常磐公園の魚鳥記念碑前で行なわれた。

今年で五十九回目。一九五〇年(昭和二十五年)頃、市内の料理店十軒による「味十司(みとし)会」が行った供養祭が始まりとされる。〇六年(平成十八年)には、主催を旭川割烹調理師会から道料理飲食業生活衛生同業組合旭川支部(伴野忠孝支部長)に移して開催し続けている。

祭典実行委員長の伴野支部長は、挨拶の中で「生業の源であり、人が生かされている源でもある魚鳥類、さらには野菜や全ての生き物の命に感謝し、供養したいと行っています」と話した。

式典の最後には、参列者全員でコイの幼魚を公園内の千鳥ケ池に放流、魚鳥への感謝を新たにした。