旭川いのちの電話が主催するチャリティコンサート「ノンノン・マリア弦楽四重奏団演奏会」が十日午後六時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で開かれる。

いのちの電話は一九八〇年(昭和五十五年)に開局して以来、三百六十五日、二十四時間体制で自殺予防を第一の目的に取り組んでいるボランティア団体。しかし資金、人員ともにまだまだ不足している状況だ。コンサートを通して多くの人たちに理解と協力を得たいと企画した。

ノンノン・マリア弦楽四重奏団は札幌交響楽団の弦楽器奏者四人で九八年に結成。以来、数々の演奏会を開催しており、〇六年には札幌文化奨励賞を受賞している。

演奏会ではドヴォルザークやモーツァルトなどのクラシックの名曲をはじめ、ニノ・ロータの映画音楽「太陽がいっぱい」や桑田佳祐の「いとしのエリー」など様々なジャンルの十三曲を楽しいトークを交えながら演奏する。

前売券は二千円(当日は二千五百円)。冨貴堂MEGA、こども冨貴堂、五条庁舎喫茶「茶館」で扱っている。問い合わせは旭川いのちの電話事務局(TEL25―2143)まで。