愛宕小で茶道の体験学習愛宕小学校(中瀬美知子校長、児童数四百四十八人)で三日、茶道の体験学習が行われた。

同校六年生の総合的な学習の一環。二学期は日本の伝統文化を学ぶことにしており、茶道をはじめ生け花、日舞、邦楽、籐細工などを体験する。講師には、地域からその方面に詳しい人を招く。

授業は、茶道の歴史の解説から始まった。千利休の生い立ちをはじめ、茶道が総合芸術と言われる(ゆえん)、また茶道の精神を表わす「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という言葉についても説明された。

次に実習が行われ、茶を点てる役、菓子と茶を運ぶ役、客の三班に分かれて基本的な作法を学んだ。茶道はまったく初めてという子どもたちが多く、戸惑いながらも真剣な表情だった。

今回の講師を務めた(財)エム・オー・エー美術・文化財団旭川支部のインストラクター、高橋志津子さんは「昨年もここで同じ内容の授業をしましたが、今年も児童の真剣さが伝わってきました」と話していた。