東海大学芸術工学部の公開講座が十四日午後二時から、旭川グランドホテルで開かれます。

 講師は山岸宏一さんと藤森修さん。両氏とも同大の教員です。

 山岸さんは「あらためて木材を見直す」の演題で話します。生産から消費というモノの流れが限界に来ている現代は、生産・消費・回収・再生という循環型社会に向かおうとしています。木材を研究している同氏が、リサイクルの現状と問題点などを紹介します。

 藤森さんは「北欧・デンマークの文化とすまい」のテーマで講演します。北海道との共通点が多いデンマークは「幸福度」「住まいへの満足度」が世界でトップクラスだと言われます。デンマークの文化、住まいについて、同氏の滞在経験をもとに報告します。

 また、同学の川島洋一さんのコーディネートで、三氏が語るディスカッションも行われます。川島さんが二十一世紀の生活文化のあり方について、サハリンの文化の現状なども交えて話す予定です。

 入場無料。問い合わせは東海大学の川島さん(TEL61―5111)へ。