シンポジウム「北海道のアウトサイダー・アートを考える」が十二日午後二時から、道立旭川美術館で行われる。

 同美術館では来年一月十四日まで、アウトサイダー・アートの最高峰と言われる画家、アロイーズの個展が開かれており、同時開催として「北海道のアウトサイダー・アート」を展示中。同展出品作家の西本政敏さん、畑中亜未さん、大梶公子さん、平瀬敏裕さんの四人は、来年春にパリ市立美術館アル・サン・ピエールで開かれる「ART BRUT JAPONAIS」(日本のアウトサイダー・アート)への出品が決まっている。北海道からの世界へのデビューだ。

 シンポジウムには講師としてパリ市立美術館の館長、マルティーヌ・リュサルディさんを迎える。現代アートとアウトサイダー・アートとの違い、また世界から見た日本のアウトサイダー・アートなどについて話す予定。

 入場無料。定員は八十人。申し込み・問い合わせは主催のNPOラポラポラ(TEL29―3836)へ。

 また、同日午後四時半からは、マルティーヌ・リュサルディ館長を囲む交流会を開く。場所はボーダレス・アートギャラリー・ラポラポラ(七ノ六シャンノール緑道)。参加費千円(軽食付き)。定員は三十人。申し込みはラポラポラへ。