拓殖大学北海道短大(深川市)の学生や教職員が総力をあげて創り上げるミュージカル公演が二十四日午後六時半から、旭川市民文化会館大ホールで行なわれる。

 地元市民が「拓大ミュージカル」と呼び、大学の枠を超えて深川市のイベントになっている公演は、今年で二十六回目。旭川での公演は初めて。保育科を中心に、環境農学科、経営経済科の総勢百十人の学生たちが、市民やOBのサポートを受けながら、五カ月間に渡り準備してきた舞台だ。

 今年の出し物は、「時の旅人~僕が待ち続けた時間~」。同大の土門裕之教授のオリジナル脚本。二〇一〇年、時間旅行を研究している男の妻が交通事故で亡くなった。愛する妻の命を取り戻すため、男はタイムマシーンを完成させ、五十年という時間をさかのぼり、一九六〇年にたどり着く。それから再び彼女と出会うまでの五十年の時間旅行が始まった…というストーリー。

 前売チケットは、千円(当日千五百円)。チケット・デポ(旭川イオン内)、旭川市民文化会館売店、ヤマハミュージック北海道旭川店のほか、あさひかわ新聞でも扱っている。

 公演は二十、二十一日に地元深川市文化交流ホール「みらい」でも行なわれる。