全国高校サッカー選手権大会に出場し、初戦突破した旭実サッカー部員が十一日、市内春光台地区の高齢者宅で除雪ボランティアをした。

 一、二年生部員三十六人が参加したこのボランティアは、鷹の巣福祉村地区社会福祉協議会(樋口信一会長)が、地域福祉活動の一環として行っている。旭実高サッカー部員のほか、希望学園、第二希望学園、旭川市つつじ学園の利用者など約二十人が、同地区の六カ所で除排雪を作業を行った。

 旭実高サッカー部は全国大会出場に際して、寄付や応援をしてもらった恩返しの意味を込めて初めて参加。スノーダンプなどを使って約二時間にわたって雪をはねた。

 富居徹雄監督は「以前から地域にある学校なので、やってみたいと思っていました。良い機会をいただきました。来年以降も続けていきたいと思います」と話した。

 ミッドフィルダーの金森慎吾選手は「感謝の気持ちでやりました。また応援してもらえるように今年も全国大会に出場したいです」と笑顔だった。

 家の前を除雪してもらった田中照子さんは「初めてお願いしましたが、大変助かりました。サッカーも野球も、地域の学校なので頑張って欲しいですね」と話していた。