現代詩の小熊秀雄賞を運営する市民実行委員会が十七日午後六時半から、ときわ市民ホール一〇一号室で、第五回の「小熊秀雄を『しゃべり捲くれ』講座」を開きます。詩だけでなく、絵画や評論、童話など多くの作品を残した小熊の実像に迫ろうという連続講座です。

 講師は、同実行委員会の事務局長・高田雍介さんと、小熊の研究者・宮川達二さんの二人。二人は昨年七月、東京・池袋モンパルナスの会の玉井五一会長らと共に、小熊が少年・青年時代を過ごしたサハリンを訪ねました。

 今講座では、宮川さんが小熊がエセーニンやドストエフスキーらロシアの作家に傾倒した背景などについて話します。また、高田さんは、旧日・ソ国境の北緯五〇度を越えて辿ったサハリンの旅を映像と解説で報告します。

 参加費は無料。テキストとして、同実行委員会が刊行した「小熊秀雄詩撰 星の光のように」を使います。問い合わせは同会事務局の高田さん(TEL61―2731)へ。