「北海道の『里山』を考える」をテーマに、昨年四月に開催された「カタクリフォーラム09+第七回カタクリサミット」の報告集が刊行されました。

 比布町との境界にある突哨山で、身近な自然を守りながら楽しもうと活動している市民グループ、カタクリ楽団(堀川真代表)などが主催し、例年開いているフォーラムと、毎年全国各地に点在するカタクリの生息地に会場を移しながら開催しているサミットが同時開催という形で、昨年四月二十五から二十七日まで、講演会やシンポジウム、自然散策会が、高砂台の旅館・扇松園や突哨山、北見の端野町の三会場で約二百五十人が参加して開かれました。

 報告集は、A4判、四十五ページ。河野昭一・京大名誉教授と栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会の高橋愼・事務局長の基調講演の内容や「北海道の里山」をテーマにしたパネルディスカッションの議論を収録。北見市端野町で行なわれた専修大の石川幸男教授、弘前大の本多和茂准教授による講演も、写真や映像資料とともに掲載しています。

 昨年のフォーラム+サミットの参加者には、無料で配布するが、頒価五百円で販売もしています。問い合わせは、こども冨貴堂(TEL25―3169)へ。