実験を通して科学的にお金について学ぶ「サイエンスアカデミー」と、クイズやゲームの中からお金の大切さや金融機関の役割を学ぶ「キッズアカデミー」が三日、旭川信用金庫本店(四ノ八)で開かれた=写真。
旭川信用金庫と旭川工業高等専門学校が産学連携の活動の一環として昨年から企画している。午前中は高専主催の科学の時間、午後は信金主催の金融を学ぶ時間のカリキュラム。応募で集まった約四十人の小学五、六年生が参加した。
科学の時間では、五百円玉のゼロの文字の中や、お札に小さく記されるマイクロ文字を顕微鏡で覗いたり、磁石や電気を通すかなどの実験が行われ参加者は皆、興味津々の表情。
同校の物質化学工学科の富樫巌教授は「実験を通じて日本が持つ、ものづくりの技術力の高さを知ってもらい、科学に興味を持ってもらえると嬉しいです」と話していた。