特定外来生物のセイヨウオオマルハナバチ(以下セイヨウ)を防除する市民活動が九月四日午前九時から、石狩川河川敷で行われます。大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)の主催。

 セイヨウは、主に温室トマトの受粉のために導入されましたが、温室から逃げ出した個体が野生化し、急速に生息範囲を広げています。

 セイヨウは在来のマルハナバチに比べて繁殖力が旺盛で、エサや営巣場所をめぐる争いにも強いため、在来種に危機が迫っています。また、花の根元に穴を開けて、受粉の手助けはせずに蜜だけを取る「盗蜜」という行動を取るので、草花の生態をも危うくします。大雪山国立公園でもその兆しが出ています。

 当日は午前八時半に川のおもしろ館前に集合。全員でセイヨウを探して捕獲します。

 参加無料。経験のない人、子どもも歓迎です。補虫網、三百五十ミリリットルのペットボトル、洗濯バサミ一個、手袋を用意してください。

 少雨決行。問い合わせは渡辺さん(TEL61―3355)、舟橋さん(TEL35―4403)、または寺島さん(二十八日以降、TEL65―1940)へ。