NPO法人旭山動物園くらぶ(森禎宏理事長)はこのほど、市内小学校の子どもたちを旭山動物園に案内するためのバスを借り上げ、市に寄付した。費用相当額は約八十万円。

 延べ二十九台のバスを借り上げる。これにより、市内十六の小学校に通う十九学年、千十人が旭山動物園に行くことが出来る。生活科や理科などの授業の一環として、園内の「こども牧場」で動物と触れ合うなどする予定だ。

 同くらぶは、園内で営業する売店などの収益金を元に様々な寄付活動を行い、旭山動物園のさらなる魅力づくりに貢献している。一昨年は約八百六十万円、また昨年は千四百万円を寄付している。

 森理事長は「バス借り上げという形での寄付は今回が初めて。来年はさらに一台分でも増やし、寄付を続けたいと思っています」と話していた。