旭川の名物居酒屋「独酌三四郎」のマスター西岡奛(あきら)さん(64)の書の作品展が、きょうからNHK旭川放送局(六ノ六)のハートプラザギャラリーで始まった。

 「西岡 奛と仲間たち展」と題し、西岡さんを含め二十九人のプロ・アマの写真家、画家、絵本作家、デザイナー、書家、コレクターなどの作品が展示されている。

 「こんなに素晴らしい仲間たちと、僕は一緒に作品展をできるのか…、というのが素直な気持ち」とテレながら話す西岡さん。

 三四郎の箸袋には、西岡さんが一筆一筆書いた文字が添えられており、そのファンも多い。中には持ち帰ってコレクションしている常連客もいる。

 今展の話が持ち上がったとき、三十年来の常連客の一人、絵本作家のあべ弘士さんが「百人一首を作ってみては」と提案。木の取り札を、家具メーカーのコサインが桜材で製作。西岡さんが下の句をしたためた。読み札はお馴染みの箸袋だ。

 西岡さんの「百人一首」と二十八人の個性的な作品のコラボが楽しい「仲間たち展」は、十五日まで。

 同ギャラリー(TEL24―7000)は、午前九時半から午後五時五十分まで。土・日は、午前十時から午後四時まで。