来春高校を卒業する就職希望の高校生を対象にした二回目の就職促進会が十四日、旭川グランドホテル(六ノ九)で開かれた。市内の企業を中心に遠くは東京で美容室を展開している企業など三十二社が参加。高校三十八校、百五十六人の生徒たちと面談をおこなった。

 十月末の数字で、管内高校生の求人数は六百八十四人。内訳は管内が六〇%近くを占める三百八十九人、道内百十人、道外百八十五人。昨年と比較すると、管内の求人は増えているが、道外からの求人が減っているのが特徴。内定率は男子が五一・九%、女子は二九・二%で、合計四〇・八%。昨年の同時期と比べると、内定率は四・八ポイント上がっているものの女子が三人に一以下で、依然として厳しい状況にある。

 旭川公共職業安定所は「今後の景気動向は不透明で、気が抜けない。企業と生徒たちとのミスマッチをなくし、できるだけ多くの生徒たちが年内に就職先を決められるように願っている」と話す。今後の推移によっては、年明けに三回目の促進会開催を予定している。